飲水思源

水について淡々と語るブログ

ウォーターサーバーと水…より安全性を高める利用方法

日本で流通している水は、どの水でも世界有数の安全性を誇りますが、落とし穴も存在します。今回は、より安全にウォーターサーバーを利用するための方法について説明します。

 水の安全性…水質基準の厳しさは世界トップクラスな日本

日本はミネラルウォーターの規格が厳しい」の記事で紹介されているように、日本の水質基準は厳しく、水道水を直接飲める数少ない国の1つに挙げられます。ウォーターサーバーでは、一般的に天然水が使用されています。こちらに関しても、食品衛生法上の厳しい基準をクリアした水のみが、国内流通可能となるため、ウォーターサーバーを利用する時には、どの水も安全と考えて問題はないです。

ウォーターサーバーのボトルサイズ…どの大きさが適しているのか?

ウォーターサーバーのボトルに関しては、現在では4.5Lから12Lまで複数のサイズがあります。どのボトルサイズを選択するかは、利用家庭の人数次第です。数人で利用する家庭では、4.5Lサイズだとボトル交換の頻度が上がりますし、独身世帯だと12Lでは使い切るまでの時間がかかります。開封後のボトルは、賞味期限が2週間程度のため、その期間内に使い切れるサイズを選ぶことが肝心です。

ボトル交換時のネック…雑菌侵入

ウォーターサーバーのボトル交換をする際、ボトル差し込み口周辺に、外気や人の手が触れてしまうことは避けられません。この場合、サーバー内部に雑菌が侵入したと考える方が適切です。天然水は、塩素処理がされていないため、水の風味が楽しめる利点がありますが、ミネラル成分がそのまま雑菌の栄養分となってしまう弱点があります。現在では、メーカー側が雑菌対策として、クリーン機能を搭載した機種を発売しているため、神経質になる必要はありませんが、ウォーターサーバーには構造上の欠点があることは理解が必要です。

ワンウェイ方式…便利さと安全性を高めたボトル

ウォーターサーバーの安全性をより高めるアイデアとして導入されたものに、ワンウェイボトルがあります。要するに使い捨てボトルのことですが、ポリエチレンなどの柔軟な素材で出来たボトルなため、水の容量が減るとボトル側もへこむ仕組みになっており、最後までボトル内が真空に保たれて、水の劣化を防ぐ効果があります。ワンウエイボトルは、ゴミの日に通常処分可能な素材で出来ているため、一般家庭でも処理を心配する必要はありません。